購入してから数日で読み終えた
『モナドの領域』
最後の長編、とか、我が最後傑作、とか宣伝されてましたので、数年振りに筒井康隆作品を読みました。
導入部は大変に面白く、引き込まれ、グイグイ進みます。
神学、哲学を題材に、筒井康隆特有の対話のリズムがはずみ、だんだんとしっかり読まないとよく分からなくなってきますが、かと言って、読み疲れるとか、飽きる、という事はない。
途中、いよいよドタバタの突入か、と思われる場面がありますが、抑制され、思ってたよりも淡々と進みます。
予想してたより静かな物語でしたが、面白かった。
まあ、最高傑作か、といいますと、さて、ど〜でしょ〜か?
と、なりますが、久しぶりに読んだ筒井康隆でした。(=^x^=)