『72時間』というドキュメンタリーを観て....。

昨晩(6/28)、何の気なしに、NHKの『72時間』というドキュメンタリー番組を観た。

高知競馬場が舞台だった。

お客も少ない、さびれた地方競馬場。

集まって来る人々も、欲張らず、のんびり、ゆっくりと競馬を楽しんでいる。

馬も、中央競馬や他の地方競馬で、全然勝てなかったり、もう高齢になってしまってお払い箱扱いだったり、が、集まっている。

赤字で廃止になってしまった広島の福山競馬場からも、高齢で一回もレースに勝てていない馬が一頭、来た。

その馬を世話していた、中年の男性も解雇されてしまい、高知競馬場まで、その馬の様子を見に来た。

男性曰く、「私の顔を見たら鳴いたから、覚えていてくれたのだろう。」と。

そのまま、レース観戦して、その馬を応援する事に。

.......馬が覚えていてくれたっていう、ここまででも、結構感動しちゃうのですが.......。

高齢で、一回も勝てていないその馬は、スタートからトップ集団に入れず、ジリジリと差が広がる。

見ている方は少し諦めムードでしたが......。

なんと驚く事に、最終コーナーには、トップで入ってきて、一着ゴールイン!!

......こ、これは、あまりにも筋書きの無いドラマ。

何の気なしに見ていたドキュメンタリーで、私の目頭が、熱くなっちゃいちゃいちゃいました。

いやはや、感動しちゃった。
すんごい、馬と男性の絆、ですなぁ。