やはり好きなんだなぁ.....。

ある映画の、テーマ曲や挿入曲を手掛けましたが、完成したのに出資者の意向で、テーマ曲を含む数曲が、その出資者の子飼いのミュージシャンの曲に差し替えられてしまい、私としてはとても残念な気分です。

 
監督サンは
「テーマ曲はストーリーや表現してもらいたいポイントを打ち合わせて作ったので、差し替えるなんてとんでもない。それなら、私の名前を出さないでくれ。」
と、抗議してくれたそうですが、その出資者は((.....一緒に抗議してくれたプロデューサー曰く....))とてもワガママで聞く耳もたず、私としても映画自体が潰れちゃうのは望んでないので、監督サンやプロデューサーには、
「差し替えてもらって結構です。私は大丈夫です。」
と、伝えました。
 
さて、映画はもう随分前に完成して、ようやくポツポツと公開されはじめましたが、数日前に監督サンからメールを頂き、
『今でもKazz遠藤の音楽が正解だと思っている。私の力不足で申し訳ない。でも我々は続けていこう。また一緒にやろう。』
という、大変有難〜い内容で、感謝、感謝です。
 
この映画自体、とても時間がないなかで急いで、なんのかんのと、私は苦労もしましたが、出来た曲を絵に当ててみれば楽しかった。
 
脚本を読んで、映像をを観て、音楽をつけるという作業、やっぱり私は好きなんだなぁ、と.....。